キャリアカウンセリング

キャリアコンサルタントって何する人?

キャリアコンサルタントは、キャリアにおける悩みの解決や自分らしい生き方の実現を支援する専門家です。

キャリアとは人生そのものであり、ライフステージごとに様々な役割が求められます。
例えば、家庭では親子関係から夫婦や親としての役割へと変化し、職場でも部下から上司へと立場が変わる。
それぞれの役割には、優先すべき責任や立場があったりする。
また、人生の転機や岐路に立たされたときには、適切な選択をしていく必要がある。

しかし、忙しい日常に追われる中で、自分が本当に大切にしたいことや、どのような人生を歩みたいのかを見失ってしまうことがあります。

本来、柔らかく温かい心が、気づかないうちに硬く凝り固まってしまう。

これは、自分が何を大事にしていきたいのかがわからない、または考える時間がないために起こってしまいます。

キャリアコンサルタントの役割は、あなたが自分自身を深く理解し、自分らしい人生を歩むためのサポートをすること。

人はそれぞれ素晴らしい才能を持っています。

その個性を活かし、自分らしさを大切にすることで、充実した豊かな人生を送ることができるのだと思います。

キャリアコンサルタントは、あなたが自分の個性や魅力を理解し、

『あなたらしい生き方をあなたの日常にするための伴走者』

としてあなたの人生をサポートします。

キャリアコンサルタントの定義

ちなみに、どのように国で定義されていて、キャリアコンサルタントがどんな経緯で資格を取得しているのかを以下に解説します。

【定義】
キャリアコンサルタントは2016年4月施行の職業能力開発促進法において国家資格と定められています。
そしてキャリアコンサルティングとは「労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うこと」と定義されています。

【受験要件】
受験するにも以下のいずれかの要件があります。
・厚生労働省が認定する講習(150時間)を終了。
・実務経験3年以上
・技能検定キャリアコンサルティングの学科試験または実技試験に合格した方

 【試験内容】
試験は学科、実技(論述、面接)それぞれ合格が必要です。
受験機関は2団体あります。
  (参考25回試験合格率)
・キャリアコンサルティング協議会
 学科65.2%   実技67.8%
・日本キャリア開発協会
 学科59.6%   実技63.0%
*合格率だけみると簡単そうに見えますが、150時間の講習を受け、その後も勉強、ロープレ練習を続けないとなかなか合格できません。

【技能検定との関係】
国家資格キャリアコンサルタントを標準レベルとして、その上位の国家検定の技能検定があります。
 2級キャリアコンサルティング技能士は熟練レベル、
 1級キャリアコンサルティング技能士は指導レベル
と言われています。

試験は、国家資格キャリアコンサルタント同様、学科試験と実技(論述及び面接)試験で行われ、両方の試験に合格すると試験等級に応じて「キャリアコンサルティング技能士」の称号が 付与されます。
 (参考合格率)
・2級(31回)
学科74.05%   実技15.14%
・1級(13回)
学科35.66%   実技8.97%
*国家資格キャリアコンサルタントと比べ、難易度が一気に上がります。

試験は、国家資格キャリアコンサルタント同様、学科試験と実技(論述及び面接)試験で行われ、両方の試験に合格すると試験等級に応じて「キャリアコンサルティング技能士」の称号が付与されます。